人工膝関節センター

人工膝関節センター 診療内容・特色

2010年4月より人工膝関節センターを国際親善総合病院に開設致しました。
人工膝関節センターは 人工関節の中でも膝関節に特化し、より専門的で、最新・最先端の治療法を患者様に提供することを目的に設立されました。

診療内容

当院では2010年4月に人工膝関節センターを開設し、10年以上にわたり人工膝関節置換術を積極的に施行してきました。2018年10月からは川﨑俊樹(平成13年卒、専門は下肢人工関節・膝関節鏡手術・リウマチ)がセンター長として赴任し、看護・リハビリスタッフとともに人工膝関節チームとして安定した医療を患者さんに提供することを心掛けております。

人工膝関節手術について

人工膝関節(TKA)は変形性膝関節症の治療として1950年代に開発されました。1970年代に登場した表面置換型人工膝関節は画期的成績をもたらしました。このタイプの人工膝関節置換術とは、軟骨の摩耗などによって悪くなった膝関節の表面をとり除いて金属やポリエチレン等の人工材料に置き換える治療法であり、この手術により関節の痛みが改善し、痛みのない生活を取り戻すことが出来ます。人工膝関節置換術には、通常の人工膝関節置換術と人工膝関節単顆(部分)置換術があります。人工膝関節単顆置換術は膝関節の変形が内側あるいは外側に限局している場合に損傷している側のみを金属に置換する方法であり、通常の人工膝関節置換術と比較して、手術の侵襲が少なく膝関節の自然な感じが残りやすいとされています。現在当院では全体の2-3割程度の割合で人工膝関節単顆置換術を施行しております。

当院の人工膝関節センターの基本的な考え方としては、手術後の合併症を最小限に抑え、安定した長期成績を獲得する事です。まず総合病院として、麻酔科・循環器内科・腎臓内科・糖尿病内科など高齢者の手術を施行する上では必要なスタッフが充実しており、十分な連携をしています。また手術については最新の知識を取り入れながら、むやみに新しい方法を採用することなく慎重に見極め、安定した手術を施行することを心掛けています。

下記URLは、私のインタビューなどが掲載されているホームページです。今回の内容より詳しく記載されていますので、ご興味のある方はご参照ください。
https://www.kansetsu-itai.com/doctor/doc083.php
https://www.jinko-kansetsu.com/ask/268/index.html
国際親善総合病院病院だよりNO.272特集掲載

診療のご案内

紹介状をご持参の上ご来院ください。(紹介状がない場合は選定療養費7,700円(税込))

診療時間 毎週月曜日・木曜日 9:00~11:00

※ご質問等は、整形外科受付までお問い合わせください。

受診の方法は整形外科の受診方法と同様です。人工関節担当の川﨑は月曜日と木曜日の午前中に外来を担当しています。他の曜日に受診した場合は初診整形外科医が診察した上で川崎外来予約となります。また患者さんを診察し、手術の予定となった際は、月曜日午後の人工関節専門の外来で患者さんとご家族に十分に時間をかけて説明する時間を設けています。この地域の膝関節が痛い患者さんのお役にたちたいと考えていますので、宜しくお願い申し上げます。

高額医療制度について

人工関節術や他の手術についてもすべて健康保険が適応されます。さらに高額医療制度が健康保険を有する方すべてに適応になりますので、下記表をご参照ください。
入院が決定しましたら入退院受付もしくは医療相談室へご相談ください。

(例)自己負担限度額は、80,100円+(総医療費-267,000円)×1% と計算されます。
支払方法は、
1. 先に総医療費の3割をお支払いただく場合(2~3ヶ月後に保健機関から返金)
2. 自己負担限度額のみお支払いただく場合があります。

※整形外科については こちら をご覧ください。

人工関節センター 医師紹介

川崎 俊樹

かわさき としき

人工関節センター長

認定医・専門医・資格

日本整形外科学会認定専門医
日本整形外科学会認定リウマチ医
日本整形外科学会認定スポーツ医